こんな疑問に答えます。
仮想通貨 ICPでも、いくつかのDeFiプロジェクトが進行中です。そのなかでも、2022年中にリリースされる予定なのが、以下の3つのプロジェクト。
- InfinitySwap(インフィニティスワップ)
- ICPSwap(ICPスワップ)
- Sonic(ソニック)
運営側のツイートでも、この3つについてアナウンスされています。
この記事ではそのなかのひとつ、ICPSwap(ICPスワップ)というDeFiプロジェクトについて、特徴や使い方を解説します。
Contents
ICPスワップは、高速なICPブロックチェーンを活かしたDeFi
ICPスワップは、仮想通貨 ICPブロックチェーン上で稼働するDeFiです。ICPのブロックチェーンは、高速なデータ処理と割安なガス代が売り。ICPスワップも、この長所を取り入れた利便性の高いDeFiを目指しています。
現在公開されているのはβ版のみで、本格稼働は2022年Q2の予定です。
以下が、ベータ版のリンクです。
ICPスワップβ版3.0<https://rv6ki-dyaaa-aaaah-aaa5q-cai.raw.ic0.app/connectWallet>
ICPスワップは、これまでのDeFiの問題点を洗い出した設計
ICPスワップには、これまでのDeFiにはなかった機能が追加される予定です。ユニスワップやパンケーキスワップなど、既存のDeFiの弱点もカバーした設計とのこと。従来のDeFiよりも利便性を高めたサービスにするようです。
たとえば、以下のような機能が挙げられています。
- 指値注文への対応
- 独自トークンの発行
- 自由度の高いNFT取引
NFTマーケットやチャットルームなど、新しい機能が予定されています。
「ICS」は総発行枚数の決まったガバナンストークン
ICPスワップには、「ICS」という独自のガバナンストークンがあります。パンケーキスワップにおける「CAKE」のような役割を持ちます。
この「ICS」は、総発行枚数が10億枚と決まっています。加えて、買い戻しとバーンによって、ICSの流通量が徐々に減っていく仕組みです。これにより、ICSの価値を維持する設計になっています。
ICPスワップの特徴は、「何でもできること」
ICPスワップは、さまざまな機能がついた総合取引所です。
仮想通貨の取引のほかに、NFT売買やコミュニティ形成まで可能です。ICP所有者が集う場所として機能します。
そんなICPスワップの特徴を、5つ紹介します。
DAO(自立分散型組織)なので、ICPスワップの運営に参加できる
ICPスワップは、DAO(自立分散型組織)という組織形態です。組織の方向性やルールは、参加者の投票によって決まります。
このDAOの投票券となるのが、「ICS」というガバナンストークン。このトークンの保有枚数が多ければ、投票への影響力が強くなります。
ICSの所有者は議案に投票できるほか、ICPスワップの改善提案を提出できます。
ユニスワップやパンケーキスワップよりも民主的なDeFiシステムを目指しているようです。
ICSには自動でバーンする仕組みがあり、ICSの価値を下落させない
バーンのプロセスは、公明正大です。
利用者がもつICSは、取引所の手数料として徴収されます。たとえば、以下のような場合です。
- 改善提案を提案するとき
- トークンを発行するとき
- 流動性を供給するとき
- チャットできるコニュニティをつくるとき
要するに、ICPスワップで何かしらの操作をすると手数料としてICSが徴収されます。
この手数料として徴収されたICSの一部は、自動的にバーンされます。これにより、市場に流通するICSを減らして、価値を高めています。
ほかの仮想通貨プロジェクトでは、運営が人為的なタイミングでバーンをします。しかし、人間がバーンのタイミングを決めてしまうのは、公正ではありません。
そこでICPスワップでは、一定の条件で自動的にバーンできる仕組みとしました。これにより、透明性を高めたまま、ICSの価値を保てる制度となりました。
分散型のチャット機能で、プライバシーを確保しつつ交流ができる
ICPスワップには、「ICPSwap Chat」というコミュニティ機能があります。
ワンクリックでルームを作成でき、ユーザー同士がチャットできるのです。この「ICPSwap Chat」は分散型のチャットシステムのため、匿名性が確保されます。
外部のSNSアプリを介さずコミュニティ内だけで交流できるので、プライバシーが侵害されるリスクもありません。
ICPスワップは、NFTコミュニティを活性化させる場となる
ICPスワップでは、NFTの取引もできます。NFT発行や売買、オークションなど、OpenSeaと似た機能を持ちます。
これに加えて、将来的にはNFTを活用したコミュニティ形成にも力を入れるようです。現時点では、以下の構想があります。
- NFTとDAOの組み合わせた新たなコミュニティの形成
- NFTのマイニング方法の刷新
単なるNFTではなく、DAOのコニュニティを支援するプラットフォーム機能を入れるようです。
ICPスワップでは、ICSを支払うと広告を掲載できる
ICPスワップには、広告を掲載できる機能があります。サイト内には広告欄があり、ICSを払うことで広告を掲載できます。
広告費用はオークション制となっています。より高い支払額を提示すれば、優先的に広告が表示されます。
ICPスワップの本格稼働は、2022年Q2ごろの見込み
ICPスワップは、2022年Q2ごろに正式にリリースされる予定です。
現在はまだ、β版しか公表されていません。有志によりベータ版の改善や検証が続けられている状態です。
ロードマップは、以下の通りになります。
2022年1月現在 | ベータ版3.0公開 |
2022年Q1 | ICSガバナンストークンの発行 ICPスワップ1.0のスマートコントラクト監査完了 |
2022年Q2 | ICPスワップ1.0のリリース開始 流動性マイニング開始 DAOによる運営の検証を開始 ICSのバーン開始 |
2022年Q3 | ICPスワップ 2.0のスマートコントラクト監査完了とリリース ICPスワップのDAO運営を開始 NFTの新機能のテスト |
2022年Q4 | NFTの新機能のリリース クロスチェーンでのサービス検討 他プロジェクトでもDAO運営を導入 |
2022年中には、ほぼすべての機能が登場する予定です。
参考:ICPスワップ公式サイトhttps://3pbcj-viaaa-aaaah-qaajq-cai.raw.ic0.app/
ICPスワップGitbookhttps://iloveics.gitbook.io/icpswap/
ICPスワップの正式リリースを待ちましょう
ICPスワップは着々とリリースの準備が進んでいます。
おそらく仮想通貨 ICPの有力なDeFiになるであろうICPスワップ。正式リリースまで、続報を注視しましょう。
情報源としては、公式ツイッターアカウントがよいでしょう。以下がリンクです。
ICPスワップ公式ツイッター<https://twitter.com/ICPSwap>
まだ、ICPをもっていないようであれば、事前にICPを持っておきたいところです。ICPの使い方は、以下の記事で解説しています。
ICPの注目のDeFiサービスの今後に注視しましょう。
今回はここまでです。
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